大飯原発の再稼働を首相の責任で進めるという。でもそもそも「責任」を取るとは具体的に何をすることなのかまったく明示されないし、もし本当に責任を取れるというならまずは福島の事故の責任を取ってみせるべきだろう。「国民の生活を守る」というのは私たちに責任転嫁しているとしか思えない。
原発反対をとなえると、これまで好きなだけ電気を使ってきたのに何をいまさら、と責めるようにいう人もいる。たしかに、知らなかったですまされる問題ではない。それでも、自分なりに考えて声を上げはじめようとする多くの人に加害者意識を植えつけて、素直に恐怖や主張を口にするのを封じるべきではない。再稼働した大飯原発でもし事故が起これば、福井だけではない、京都や滋賀の汚染も取り返しがつかないものになる。京都に住んでいたころに行った琵琶湖の景色が、今日は思い出されてならない。
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Rumi Hara原 瑠美 Archives
March 2015
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